子牛や子豚の下痢は早期治療が大切です。

 家畜の育成で最も注意しなければならないのは、哺乳期の下痢の発生です。 哺乳期の下痢は急性の経過をとるものが多く、 急激に体力が衰えて死亡率が50%以上に達することがあります。 また死を免れて慢性化したものも、ヒネ牛やヒネ豚となって遂に正常な発育をのぞむことができなくなり、 その経済的損失は甚大なものとなっています。

 グレビオマイシン散は、オキシテトラサイクリンとフラジオマイシンの複合剤で広範囲の抗菌スペクトルを有し、 哺乳期や育成期の家畜の細菌性下痢症に広く応用できる製剤です。


効能 又は 効果
牛  :  細菌性下痢症
豚  :  細菌性下痢症


成分 及び 分量
(1g中)

塩酸オキシテトラサイクリン・50mg (力価)
硫酸フラジオマイシン・・・・・・35mg (力価)
乳糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残量


用法 及び 用量
通常1日体重1kg当たり本剤として下記の量を飼料に均一に混じて経口投与する。
牛(6ケ月令を超える牛を除く):0.2〜0.3g

通常飼料1t当たり本剤として下記の量を均一に混じて経口投与する。
豚(4ケ月令を超える豚を除く):2〜5kg


有 効 期 間
製造後24ヶ月


貯 蔵 方 法
気密容器に入れ、室温保存する。


使用上の注意
  1. 本剤は6ケ月令を超える牛には使用しないこと。
  2. 本剤は4ケ月令を超える豚には使用しないこと。
  3. 本剤は週余にわたる連続投与を避けること。
  4. 本剤の有効成分であるオキシテトラサイクリンは、子牛に消化障害を起こすことがあるので注意すること。
  5. 起炎性があるとの文献報告があることから、取り扱いに際しては目や皮膚に付着しないよう注意すること。

取り扱い上の注意
注意 : 獣医師の処方せん・指示により使用すること。
注意 : 使用基準の定めるところにより使用すること。


包     装
1kg箱入(20g×50分包)



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